2005年 09月 02日のブログでもふれましたが、
昨日のブログ内で耐火被覆に使っているロックウールが出てきたので、
よく間違われる昨今問題になったアスベストと
ロックウールについての違いを追記します。
天然に産出するアスベスト(石綿)と人造の鉱物繊維であるロックウールは
全く違うものです。
ロックウールは繊維径が太く、体内へ吸入されにくいので、国際がん研究機関によって
「発がん性に分類しない評価の“グループ3”」とされています。
アスベスト(石綿)は 「人に対し発がん性ありという評価の“グループ1” 」になっています。
よってロックウールは安全です。
ちなみに余談ですが
グループ1にはアスベスト(石綿)の他にたばこ等もあるようです。
”恐らく人に対し発がん性ありという評価”のグループ2A には
以前シックハウス症候群等で建築業界で問題になった建材に含まれる成分の
ホルムアルデヒドや紫外線、ディーゼル排気ガスなどがあるようです。
”人に対し発がん性の可能性あり”というグループ2Bには
コーヒー(驚!)、ウレタン、スチレンなどだそうです。
ロックウールと同じグループ3にはグラスウールお茶なども含まれるようです。
評価の対象にコーヒーやお茶などが入っているのにも驚きですが、
ロックウールはコーヒーよりも安全で、お茶と同等と聞くとさらに驚きですね。